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| 朝ごはんを食べてほしい、という願い |
朝ごはんを食べない人が増えてきているという話をよく聞きます。しかし、朝ごはんは一日の気分と体調を決める重要なごはんです。食に関わる者として、朝ごはんを食べてもらうために、どうすればよいかを考えました。
急いで、簡単に、美味しく。そこで思いついたのが「玉子かけごはん」でした。玉子かけごはんをとびきりおいしくする醤油をつくりたい、それが開発のきっかけでした。
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| 味の決め手は香りで決まる |
口に入れたときの香りで、食品の味の八割は決まる、と私たちは考えています。あつあつのごはんに玉子をのせ、醤油をかけたときにふわっと漂う、おいしそうな香り。これは「食べたい」と思わせる重要な要素です。
もともと、醤油の香りというのは、アルコール分と一緒に蒸発して香ってくるもの。つまり、アルコール分が蒸発したり、酸化したりしてしまうと思うように香ってこないのです。そこで、アルコール分をふくむ「もろみ」にこだわり、質のよいものを用意。さらに蒸発を防ぐために、冷蔵タンクを用意しました。これは醤油屋でも珍しいことなのです。
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| 味のバランスを考えた試行錯誤 |
次に考えたのが、塩分と砂糖のバランス。玉子ごはんに合うのは、玉子の甘さをひきたてる、ちょっと甘めの味付け。つまり、できるだけ低塩分にする必要がありました。ただ、塩分が低すぎると、雑菌が増殖してしまうのです。そこで、雑菌が繁殖しないギリギリのラインを探し出しました。
しかしそれでも塩味が舌に残ります。そこで、塩辛さをやわらげる旨み成分グルタミン酸を含む昆布を入れてみることに。すると、塩辛さがなくなるばかりか、旨みが深まり、まろやかな味わいに。
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| ひとつひとつ確かめながらの素材選び |
だいたいの味の配分が決まった後、素材選びのため何十個も試作品をつくりました。砂糖の成分には、砂糖、グラニュー糖、ステビア…。塩分をまろやかにする昆布も、昆布だけでなくいりこ、かつお、とび魚といろいろと試作。いろんなタイプを確かめました。その試作品ごとに、玉子ごはんを試食。何杯でもおいしくいただける、というのが理想の商品です。一杯めがおいしくても、味が喉や舌に残って、二杯めを食べる気にならないのはもちろんアウト。そうやって、「この味だ」と思えるものが開発できたときには、六年も経っていました。
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| こだわりが随所に生きた醤油 |
そうやって完成された『玉子かけごはん専用醤油』は、もろみの香りと、オリゴ糖の優しい甘さ、控えめな塩分と、北海道産マコンブの旨みが渾然一体となった味わいが特徴。あつあつの玉子ごはんにかけると、湯気までおいしくいくらでも食べられる、朝ごはんにぴったりの商品に仕上がりました。
容器が150mlと小さめなのは、香りがよいうちに食べきってもらいたいからです。ぜひ、食卓に置いて、玉子ごはんにかけてお召し上がりください。
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